平成21年2月20日
ロタウイルス感染予防対策
感染者の吐物やふん便から感染が広がります。
感染後、24~48時間で腹痛、下痢、吐気、おう吐、発熱などの症状がでます。通常3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから一週間程度はふん便中に排泄され続けますので注意が必要です。
ご家庭で上記のような症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診してください。また、感染拡大を防ぐために吐物やふん便の処理には十分に注意してください。
詳しくは下記の感染予防対策をご参照ください。
ロタウイルス感染予防対策
1. 手洗い
外から帰ったらうがい、手洗いをする。
- 石けんを使い十分にこすり洗いをし、水で洗い流してください。それだけでもウイルスは大幅に減少します。
- 手洗い後に使用するタオルは共用せず、ペーパータオルか個人用のタオルを利用してください。
2. 外出時
なるべく人ごみは避け、マスクを着用してください。
3. 家族に感染者がいたら
吐物やふん便の処理には特に注意してください。
- 素手で処理をせず、マスク、使い捨てのビニール手袋を着用して行ってください。
- ビニール袋に入れて、口をしっかりとしばって捨ててください。
- 吐いた場所周辺に消毒液を広く散布してください。(4. 消毒液の作り方をご参照ください。)
- 衣類に吐物やふん便が付着した場合は、ビニール袋に入れて捨てるか、ハイターなどの塩素系漂白剤に1時間浸けてその後洗濯してください。
- 感染者に関わった場合は、うがい、手洗いを忘れずに行ってください。
4. 消毒液の作り方
- 水500ccにハイター、ブリーチなどの塩素系漂白剤10ccを霧吹き容器などに入れてください。
- ドアノブなどの金属物や家具、衣類などに吹きかけると変色する場合がありますのでご注意ください。
- ロタウイルスは他の微生物に比べて強く、洗剤やアルコールなどの消毒効果は十分ではありません。塩素系漂白剤などの次亜塩素酸ナトリウムは効果があるとされています。
腹痛や下痢などの体調不良を感じた場合は、自己判断をせずにすぐに医療機関を受診してください。
早期の対応が感染拡大に歯止めをかける上で大切です。