2013年8月27日
昨年、岡山県病児保育協議会を発足し、多くの方のご協力の元、少しずつ活動も始めています。
その第一弾として、平成25年7月4日(木)に岡山プラザホテルにて平成25年度 岡山県病児保育協議会総会と第2回 岡山県病児保育協議会拡大研修会を開催しましたので、ここに報告させて頂きます。
平成25年度 岡山県病児保育協議会総会
岡山県病児保育協議会会員の方をはじめ、全国病児保育協議会会長の稲見誠先生や岡山県保健福祉部子ども未来課の中藤敏晴先生にも同席して頂きました。協議会の運営状況や今年度の方針など話し合うだけでなく、全国・県での活動など情報交換の場となり、今後の協議会に反映できるよう取り組んでいきたいと思います。
岡山県病児保育協議会拡大研修会
1.基調講演
「病児保育の今日の役割と機能」~国の子育て支援施策の中で~
講師:青木 佳之 先生(医療法人 青木内科小児科医院 理事長、山陽ちびっこ療育園管理者、岡山県病児保育協議会 会長)
子ども・子育て3法をはじめとする国の子育て支援施策や地域子ども・子育て支援事業などを施策の視点から踏まえた病児保育の話をして頂き、病児保育の必要性・役割について色々と知ることが出来ました。
2.特別講演
「病児保育に関する岡山県の取り組み等について」
講師:中藤 敏晴 先生(岡山県保健福祉部 子ども未来課 保育・母子班 副参事)
座長:青木 佳之 先生(岡山県病児保育協議会 会長)
岡山県での病児保育に対する取り組みをお話しして頂きました。現行制度と新たな県独自の事業の取り組みの内容から県民のニーズに対応した保育サービスの提供を目指していくには、今後も病児保育の医療現場と国・県・市町村とが協力していくことが大切であることを学びました。
3.研修教育講演
「小児の感染症と予防接種」
講師:寺田 喜平 先生(川崎医科大学小児科学教室 教授、岡山県病児保育協議会 理事)
座長:片岡 仁美 先生(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人財育成講座 教授、岡山県病児保育協議会 監事)
小児が罹患しやすい感染症と予防接種の話をして頂きました。感染症(病気・症状)の詳しい説明やワクチンの目的と意図などのお話を聞き、予防接種の大切さを改めて実感し、今後病児保育や保育園でできる病気の対応や予防、また、予防接種の啓発などを現場でも活かしていきたいと思いました。
総括
第2回目を迎えた岡山県病児保育協議会拡大研修会では、約60名と多くの方に参加して頂き、病児保育施設だけでなく、保育園など保育士以外にも看護師等様々な職種の方が聴講に来て下さったこと、また、講演も各々の視点からの病児保育の必要性を知ることができ、実りある研修会でした。研修会から各施設・職員・利用者の方へと更なる病児保育への理解の輪が広がっていくことを願います。
最後になりましたが、研修会開催にあたりご参加・ご協力して頂いた方々に深くお礼を申し上げます。
記事:山陽ちびっこ療育園 保育士 福田 敬子