平成25年5月13日
現在、大流行している風疹について、RSK放送の松村みなみさんが青木内科小児科医院へ取材に来られました。
青木理事長に風疹や予防接種の質問をされていました。
その後、採血を行い、松村さんの風疹の抗体価を調べました。
2013年の風疹について
風疹が過去最悪のペースで流行しています。(平成25年5月現在)
風疹とは、咳やくしゃみなどで飛散したウィルスを吸い込んで広がる感染症です。2~3週間の潜伏期間の後に発疹や発熱などの症状が出ることが多いです。
妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに白内障や難聴、心疾患などが出る「先天性風疹症候群」を引き起こす場合があります。
予防にはワクチンの接種が有効ですが、妊婦の方は接種できません。
国立感染症研究所も「妊婦のいる家族や職場の同僚らは予防接種を受けて」と呼びかけています。
例年、春から初夏にかけて流行するため今後、注意が必要です。
患者さんの大半は男性ですが、中でも集団接種の対象から外れていたり、制度移行の谷間等で、風疹の予防接種を受けていない割合の高い、
- 1987年10月1日以前に生まれた男性
- 1979年4月2日~1987年10月1日生まれの女性
の年代の患者さんが多いそうです。
ワクチン接種などで抗体を得ても、ウィルスにさらされる機会がなかった場合は抗体が薄れる、又は消える方もいますので、風疹の抗体価を調べることをお勧めします。
予防接種を受けに来られた患者Aさん(男性)
予防接種を受けに来られたAさんの奥様が妊娠中のため、赤ちゃんのためにAさんだけでもワクチンを接種して、風疹の感染を予防したいということで受診されたそうです。
平成25年5月16日(木)の18:15~のRSKイブニングニュース内にて取材の内容が放送されますので、ご興味のある方はご覧ください。
風疹の予防接種は実費で受けることになりますので、料金につきましては青木内科小児科医院の窓口(086-281-2277)までご相談ください。
(現在、風疹単独ワクチンは入手が困難な為、麻疹と混合のMRワクチンになります)