平成26年9月17日
平成26年6月28日(土)川崎医科大学附属病院 臨床教育研修センターにて、第4回岡山県病児保育協議会研修会を開催しましたので、報告させていただきます。
要項
日時
平成26年6月28日(土) 14:00~16:30
場所
川崎医科大学附属病院 臨床教育研修センター(11F)
主催
岡山県病児保育協議会
共催
川崎医科大学附属病院 病児保育室かわさきキッズルーム
講演内容
1.基調講演『病児保育室かわさきキッズルームの現状』
講師:寺田 喜平先生
(川崎医科大学附属病院 小児科部長、医療保育室 室長、院内感染対策室 専任医師、川崎医療短期大学 医療保育科 教授、岡山県病児保育協議会 理事)
川崎医科大学附属病院内に平成23年より職員の福利厚生を目的に、病児保育室を立ち上げられました経緯や具体的な病児保育室の体制、利用状況について説明をして頂きました。
また、川崎医科大学附属病院の取り組みとして、月に1回流行疾患や予防接種の勉強会の他、医療保育科の先生との会議を行いながら質の向上を図られていたことを学びました。
その他にも、日本や英国における小児医療との比較やオックスフォード小児病院での経緯を聞き、大変勉強になりました。
2-1.教育講演『病児保育室における予防接種推進への取り組み』
講師:荒木 江玲奈先生
(川崎医科大学附属病院 病児保育室かわさきキッズルーム 保育士)
初めに荒木先生からで、予防接種の説明を交えながら病児保育室かわさきキッズルームでの取り組みを話して頂きました。
病児の登録児に対して予防接種の確認をはじめ、予防接種スケジュールの作成・配布、また未接種のものや接種時期がきたものについては、各保護者にお知らせを出すなど、病児保育室からの予防接種推進への取り組みを知る事が出来ました。
2-2.教育講演『病児保育室における感染予防策について』
講師:滝本 真理子先生
(川崎医科大学附属病院 病児保育室かわさきキッズルーム 医療保育専門士)
続いて、滝本先生からは病児保育室での感染予防策を取り組んでいる話をして頂きました。
隔離室への入室に関する情報の把握、室内環境の整備、手洗いの仕方を保育士間で勉強会を行い、現場での感染対策や衛生管理などを知る事が出来ました。
3.特別講演『発達障害のまとめ』
講師:中井 靖先生
(川崎医療短期大学 医療保育科 講師、臨床心理士)
テレビやインターネットでも頻繁に現われるようになっている発達障害(自閉症・アスペルガー障害・広汎性発達障害・AD/HD・LDなど)をグループ分けし、最近の知見を分かりやすく話をして頂きました。
身近で聞いた事がある発達障害を詳しく話して頂いて、良い勉強になった事と思います。
研修を終えて
今回の研修会では、身近に感じる内容が数多くあり、大変勉強になりました。今後も研修会を通して、病児施設での取り組みなどを知る事で、お互い施設の質の向上を図れる場になればと思います。
最後になりましたが、研修会開催にあたりご協力していただきました皆様に深くお礼申し上げます。
記事:山陽ちびっこ療育園 保育士 本郷
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