第9回 岡山県病児保育協議会研修会報告

平成28年11月27日(日)に岡山県医師会館にて「第9回岡山県病児保育協議会研修会」を開催しましたので、報告させて頂きます。

要綱

日時

平成28年11月27日(日)

場所

岡山県医師会館(新館)4F

主催

岡山県病児保育協議会

 

講演内容

1特別講演「岡山県の少子化対策と病児保育の取組」

講師:柴田 義朗先生(岡山県保健福祉部こども未来課長)

岡山県の少子化対策や子育て支援策についてのお話しや病児保育の取組についてのお話をしていただき、少子化対策の強化を行い子育て支援の充実を図っていることを学びました。

更に病児保育事業の取り組みとして、病児・病後児保育施設の拡充や広域相互利用を中心に詳しく説明していただきました。

広域利用が開始されることで、市町村の域を超えて施設利用が可能になることや居住地域や勤務地による施設の選択肢が増えること等を学び、一人でも多くの方に安心して利用していただける事業を目指していることが分かりました。多様なニーズに応えられるよう取り組んでいることを知ることができ、勉強になりました。

 

2教育講演「子どものけいれんとてんかん」

講師:小林 勝弘先生(岡山大学大学院医歯薬学総合研究所 発達神経病態学 岡山大学病院小児神経科 教授)

子どものけいれんやてんかんについて不安に思われる方や詳しいことが知りたいと思う方が多くいると思います。

小林先生の講演では、けいれんやてんかんの発作の様子を映像を交え分かりやすくお話をしていただきました。

熱性けいれんやてんかん発作には、いくつか種類があり起こりやすい発作やてんかんの種類は年齢でかわるということを知ることができました。

けいれんやてんかんについての原因や特徴、発作時の観察点や対処方法、また治療についても学ぶことができました。今後、保育を行う中で急にけいれんやてんかんが起きた場合、この講演で学んだことを活かし、冷静な判断ができるようにしていきたいと思います。

 

研修を終えて

今回の研修では、岡山県の少子化対策や病児保育の取り組みについて知ることができ、中でも病児保育という医療資源を有効に活用できるよう広域利用が開始となることを学びました。

また、けいれんやてんかんをもつ子どもへの具体的な対処方法を学ぶことができ、今後の保育の中で活かし病児保育士としての専門知識を深めていきたいと思います。

最後になりましたが、研修会開催にあたりご協力していただきました皆様に深くお礼申し上げます。

 

記事:山陽ちびっこ療育園 保育士 富野

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