第7回 岡山県病児保育協議会研修会報告

平成27年11月29日(日)にきらめきプラザにて「第7回岡山県病児保育協議会研修会」を開催しましたので、報告させて頂きます。

 

要綱

日時

平成27年11月29日(日)

場所

きらめきプラザ

主催

岡山県病児保育協議会

 

講演内容

1特別講演「「気になる子どもの理解と支援」~困っているのは子どもである~」

講師:橋本 正巳先生(くらしき作陽 子ども教育学部 教授)

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発達障害の特性について、及び保育士としての受け止め方、関わり方を分かりやすくお話ししていただきました。子どもの「気になる行動」は発達のつまずきによる「視え方」「聴こえ方」「表現の仕方」の特性によって生じる子どもからのメッセージであると受け止め、関わる者がそれを共通に理解し、一貫性のある関わりをすることが必要であると学びました。そのためには病児保育は一時的な保育である為、保護者からの十分な情報収集が大切であると思いました。

 

2意見交流会 テーマ「少子高齢化社会における保育と仕事の両立を可能にする病児保育事業の現状と課題(アンケート調査より)」

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今回は事前に行った岡山県内の病児・病後児・体調不良児対応型施設へのアンケート調査のご協力をもとに、「施設長・医師」「看護師・保育士」「保護者」の各々の立場から病児保育に対する意見を聞かせて頂きました。様々な病児保育室や保育園から医師、看護師、保育士等の職種が集まって情報交換や意見を出し合い、日頃の病児保育での疑問を解決するヒントを見付けたり、新たな発見が出来、とても実りある時間になりました。

交流会では以下の意見が挙がり、話し合いを行いました。
◯アンケート調査より
・病児保育の周知を広めていく対策
・感染症流行時期の病児と保護者への配慮や対応について
(例:当日の利用キャンセル、キャンセル待ち、隔離・人数によるお断り等の対応の在り方)
◯その他
・隔離方法や消毒等の感染予防のために気を付けている事について
・アレルギー児への食事の提供について
・保護者からの意見の取り入れ方、対応について

 

研修を終えて

今回の研修では、発達障害を持つ子どもとの関わり方を具体的に学ぶことができ、日常の保育でも参考にしたい考え方や対応の仕方が多くありました。また、他施設の取り組みについてや、アンケート調査を通じて保護者の方からの意見も知ることができました。今後もこの様な研修を通じて、病児保育の専門性や質の向上を図ることができるよう取り組んで行きたいと思います。

最後になりましたが、研修会開催にあたりご協力いただきました皆様、アンケート調査にご協力いただきました皆様に深くお礼申し上げます。

記事:山陽ちびっこ療育園 保育士 浅野

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