大会参加のよびかけ

第5回岡山大会 実行委員会
会長 青木佳之

梅雨の季節となり、全国の診療所の各職種の皆様は、地域や在宅で「生活者を支える視点」を持って、地域の高齢者や 障害者、患者の方々のために、在宅医療、在宅福祉に日夜ご活躍のことと存じます。

「在宅ケアを支える診療所全国ネットワーク」は、1995年に、第1に少子高齢化社会の中で、誰もが人間的な 人生を全う出来るようその要望に応じ、保健・医療・福祉サービスが受けられるよう、在宅ケアの推進、その環境 整備に寄与すること、第2に患者、家族、地域住民とともに、安心して暮らせる地域づくりを行い、地域医療の中で、 診療所の機能や役割と信頼を回復させることを目的に結成され、日常医療活動と共に、毎年1回「全国の集い」を 東京、大阪、名古屋、東京と大都市で開催して参りました。

第5回「在宅ケアを支える診療所全国ネットワーク全国の集い」は、1999年(平成11年)10月10日(日)、11日(月曜休日) に瀬戸内の岡山市で開催される運びとなりました。テーマは、「介護保険の導入を前に−医療に個別の生活を取り戻せ るか−蘇る世紀末医療」、サブタイトルとして「地域の生活に根ざした医療・福祉(プライマリ・ヘルス・ケア) の構築に向けて」と題しました。

20世紀の最後の年に当たる今日、保健・医療・福祉分野には1人口構成の少子高齢化2生活習慣病の増加による疾病構 造の変化3医学技術の発展に伴う専門分化と高度技術化4医療の機械化と人間性疎外化5医療の日常生活からの乖離 6医療ニーズの多様化7要介護老人の増加と、社会・家庭からの孤立化8医療、福祉費の高騰化などの多くの問題と 課題を有しています。これらの課題を解くために、医療、福祉の構造改革が推し進められており、また市場原理の導入 にむけ、医療法の改正、介護保険の導入、福祉制度の改正等、住民参加・民間活力の導入が行われています。

そこで、明治以降の診療所が地域社会に果たした役割を省みながら、「世紀末の診療所」の現状の明暗を明確にしたい と思います。また、来る21世紀に向けて地域や家庭で生活する高齢者や障害者の個別の生活を取り戻すために地域に根 ざした医療、福祉(プライマリ・ヘルス・ケア)の構築に、診療所がどう取り組めば良いか皆様と討議したいと思います。

介護保険の導入の直前に、在宅ケアを支える「訪問看護」「医師、薬剤師、栄養士による在宅指導(居宅療養管理指導) 「訪問リハビリ」「老人デイ・ケア(通所リハビリ)」「在宅介護支援センター(居宅介護支援事業)」「通所介護」 「訪問介護」「グループホーム(痴呆対応型共同生活介護)」「福祉用具の貸与」などのサービスの活動について経験と 情報の交流をしたいと思います。

本大会は中四国の世話人の先生方、全国世話人の先生方のご協力のもと、岡山県の会員で準備を進めて参りました。 中四国は「しまなみ海道」の開通で3つの大橋のルートでつながることができるようになりました。全国各地から診療 所勤務の医師、歯科医師、看護職、リハビリ職、介護職、ソーシャルワーカー、歯科衛生士、栄養士、薬剤師のご参加、 ご発表をお待ちしています。特に介護保険導入時のケアマネージャーの資格を有する方の参加も大望しています。

平成11年6月