第5回 岡山県病児保育協議会研修会報告

平成26年11月30日(日)に岡山県生涯学習センターにて「第5回岡山県病児保育協議会研修会」を開催しましたので、報告させて頂きます。

要綱

日時

平成26年11月30日(日)

場所

岡山県学習生涯センター(1F視聴覚室)

主催

岡山県病児保育協議会

講演内容

1基調講演「津山病児保育室“さくら”の毎日」

講師:松尾 直光先生(河原内科小児科クリニック こどもデイケアルーム“さくら”院長、岡山県病児保育協議会副会長)
講師:八東 美帆先生・児玉 あゆみ先生(河原内科小児科クリニック こどもデイケアルーム“さくら”保育士)

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平成14年4月に津山市に開設されました子どもデイケアルーム“さくら”の概要や利用状況についてお話していただきました。また、一日の流れを記したパンフレットや市の広報、ホームページなどを通じて、多くの保護者の方に情報提供を行い、子供たちが安心して診療を受けられるように、保育士が外来診療の介助を行うなど、より細やかな診療を心がけ利用者の方に親しみやすく利用しやすい病児保育となるよう、チームケアを行っている事を知り、勉強になりました。

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続いて八東先生、児玉先生からは、病児保育室の一日の流れについてお話していただきました。また、年齢に応じた手作り玩具の提供や、壁面・製作を通じて、季節や行事が感じられる保育を心がけ、子供たちが安心して楽しく過ごせるように工夫されていることを知りました。

2教育講演「発達障害の子供への支援について」

講師:中島 洋子先生(まな星クリニック院長)

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発達障害(ASD・ADHD)のタイプとその症状について、分かりやすくお話していただきました。発達障害の症状や重症度は幅広く、子供によって特性は様々ですが、まず子供の状態を理解し、適切な支援を行う事により、社会性を伸ばす可能性があり、周りの大人達の関わりが大切だという事を学びました。また、病児保育を利用する発達障害児の保育の仕方も教えて下さり、今後の保育に生かせるよう、取り組んで行きたいと思います。

3意見交流会 テーマ「病児保育における保育の問題点」

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4つのグループに分かれ意見交換を行いました。病児保育施設・保育園などから、医師・看護師・保育士など各々の立場からの意見やアドバイスをいただき、日頃困難に感じている事や疑問に思っている事に対しての解決策やヒントが多くあり、とても実りある時間となりました。

交流会では、以下のような意見がありました。
・病児スタッフの体調管理、リスク管理等の対応や対策について。
・発達障害、食育、保護者への対応について等。

参加された方から「他の病児施設の様子や取り組みについて知る事が出来て、参考になりました。」「疑問に思っていた事について良いアドバイスをもらい、今後に役立てていきたい。」等の感想をいただきました。

研修会を終えて

今回の研修では、多施設の取り組みについて知る事ができ、共感したり、参考にしたい内容のものが多くありました。今後も、この様な研修会を通じて専門性、質の向上を図れるよう取り組んで行きたいと思います。

最後になりましたが、研修会開催にあたりご協力いただきました皆様に深くお礼申し上げます。

記事:山陽ちびっこ療育園 保育士 伊丹

 

 

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